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【CAROL CHRISTIAN POELL】革破れのタタキ補強

  • 2月14日
  • 読了時間: 2分

CCPのGoodyear Darbys。ホースハイドのうねる皺がとてもダイナミックなペア。

履きこみ方もダイナミックで所々クラックが広がっています。アルチザン的世界観としてはカッコいいんですが、さすがに強度の低下が著しいため、今回補強を行いました。



・屈曲部分(ボールジョイント)

・履き口まわり

・羽根の付け根(カン留め)


いずれも負荷や摩耗によってダメージが蓄積していますので、一旦アッパーパーツを少し解体し内側に当て革を貼りこんでいきます。

表から革を当てる方法(俗にいうチャールズパッチ)もありますが、進んだエイジングの魅力を隠したくないので裏からのみ支えています。

土台の補強が済んだらクラック部分をミシンでタタいていきます。



ステッチが通る事で剛性が出るので、物理的にクラックを”ロック”することができます。

ウェスタンブーツのステッチ装飾部分は結構ハリがあるんですが、概ねそんなイメージですね。


縫い込むほど硬くなってしまうのでやり過ぎも良くないのですが、強度と履き心地、そしてスタイリングのバランスを見ながらステッチをかけていきます。



補修痕を隠さず”暮らしのリアリティ”を追求した結果、むしろドラマチックなヴィジュアルへと変貌していく面白い修理がこの「タタキ補強」なのです。


YUMA.


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