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【Order】コンビ革が単なる”見掛け倒し”ではない理由
Design: 0044HB Last: AR-724 Leather: ①猪 茶 / ②SireHog Size:UK 6 ウィズD (+右足小指乗せ甲オプションあり) Goodyear welt Price:108,000yen(+TAX) 姫路のジビエ猪。 関東の養豚。 それぞれ地の利を活かした内地(国産)レザーのコンビネーションでご依頼いただきました。 最近はもっぱら豚革熱が高まっているH.araiですが、ダブルで採用した”欲張り仕様”となっています。 と言っても、今回の作品のすごいところは単に珍しい革を詰め込んだのではなく、異なる素材でありながらスタイルも機能も連動し調和している点にあります。 革について ①「猪」 :姫路のタンナー・オールマイティにて開発していただいたジビエ革。タンニン鞣し。オイルを豊富に含ませる事でしなやかかつこっくりとした質感が魅力。野生獣ならではの個体差がドラマチック。 ②「SireHog」 :養豚における『種父』の革。遺伝的なフィジカルエリートが選ばれ、通常の食肉用豚革とはまるで違ったハリと強靭さを誇る。同じ
10月9日


【Hýdra Belt 発売】
『Hýdra Belt 124cm』:23,000円(税別) ● 革の可能性を、もう一度組み直す fans.eternalでは日々注文靴を作り続けています。 誂え靴の製作では、一足ごとに異なる型紙を革へ配置するため、大きな革を効率よく使い切ることはできません。 優れた革質を有しながら、小さすぎる残革が"裁断の余白"として生じてしまうのです。 Hýdraは、その革をもう一度「素材」として再認識するところから始まりました。 一握の革からさらに小さな"一環"を切り出し、一枚革では成立しない別の形を構築する。 靴作りの過程、革を切り分けることで生まれた欠片が、今度は互いに連なり、一本のベルトになる。 そうやって誕生したのが『Hýdra(ヒュドラ)』なのです。 ● なぜ、リンク機構なのか Hýdraは約90~100個程度の革リンクを連ねて作られています。 リンク同士は純粋に編み込まれているだけで形を保持し、まるで鎖のような構造になっています。 よって一枚革のベルトとは異なり、帯そのものが固まっていません。 そのため、腰に巻いたときには身体の動きに合わせてリ
10月4日


「綺麗に直す」が正解とは限らない。アルチザンの靴修理】
靴修理の仕事をしていると、「綺麗に直す」という言葉について考えさせられることがあります。 傷んだ箇所を取り除き、形を整え、左右を揃え、できるだけ元の状態に近づける。 これは靴修理において、とても大切な技術です。 日本の靴修理には、こうした「綺麗に、確実に、丁寧に直す」という美意識が強く根付いているように思います。仕上がりの均整や耐久性を追求し、細部まで手を抜かない。そうした仕事を支えてきた職人さんたちは、街の修理店から百貨店の工房まで、決して少なくありません。 私自身も、これは日本の靴修理が持つ大きな長所だと思っています。 ただし、靴によってはその「綺麗さ」が必ずしも正解とは限りません。 その代表的な存在が、いわゆるアルチザン系の靴です。 ●アルチザン系とは そもそも「アルチザン(artisan)」とは、フランス語で「職人」を意味する言葉です。 ただ、現在ファッションの世界で使われる「アルチザン」は、単純に「手作り」という意味ではありません。素材の選択から造形、縫製、仕上げに至るまで、作り手自身の判断や技術が強く反映されているものです。大量生産で
9月9日


【Order】ツキノワグマBoots
Design: 0037DB Last: AR-400 Leather: ツキノワグマ(BLACK) Size: UK 7 1/2 F Price : 169,000yen(+TAX) 本来コレクションモデルのWandere Bootsを、AR400のFウィズ木型を採用しグッドイヤー製法で制作しました。 内羽根式でありながらクラシックの文脈から乖離した野性味あるパターンと足首部分に入ったスリットが特徴的なモデル。 (ヴァンプ、シャフト、ヒールカウンター。大ぶりなパターンで構成されたプリミティブなデザイン) 絵本や寓話の中に登場するような、素朴さと力強さ。 保守的なドレススタイルではなく、アドベンチャーギアとしての要素を盛り込みました。 (足首が前に倒れてもシャフトがゴワつかない) 靴紐部分にはスリットを設け、足首の可動をスムーズに。 しゃがんだり、駆け上がったり、動的なシチュエーションを想定し設計されたブーツです。 今回のツキノワグマは岩手県で捕獲された個体。トレーサビリティが確保された信頼のおける国内タンナーで丁寧なタンニン鞣しが施されていま
7月16日


【CAROL CHRISTIAN POELL】革破れのタタキ補強
CCPのGoodyear Darbys。 ホースハイドのうねる皺がとてもダイナミックなペア。 履きこみ方もダイナミックで所々クラックが広がっています。アルチザン的世界観としてはカッコいいんですが、さすがに 強度の低下 が著しいため、今回補強を行いました。 ・屈曲部分(ボールジョイント) ・履き口まわり ・羽根の付け根(カン留め) いずれも負荷や摩耗によってダメージが蓄積していますので、一旦アッパーパーツを少し解体し 内側に当て革を貼りこん でいきます。 表から革を当てる方法(俗にいうチャールズパッチ)もありますが、 進んだエイジングの魅力を隠したくない ので裏からのみ支えています。 土台の補強が済んだらクラック部分をミシンでタタいていきます。 ステッチが通る事で 剛性 が出るので、物理的にクラックを”ロック”することができます。 ウェスタンブーツのステッチ装飾部分は結構ハリがあるんですが、概ねそんなイメージですね。 縫い込むほど硬くなってしまうのでやり過ぎも良くない のですが、強度と履き心地、そしてスタイリングのバランスを見ながらステッチをかけて
2月14日


【GUIDI】革破れをグイディの革で補修
今回はGUIDIのホールカットスリッポンの革破れを修理しました。 (イタリアはトスカーナ、老舗タンナーでありつつ自社のシューズも製作する GUIDI 社。オイルを豊富に使用したフルベジタンや、タンブラーダイ(製品組み立て後に後染めする手法)などを駆使し、革の表情あるいはモノ...
2025年2月20日
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