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マッケイ製法の靴はなぜ「オールソールできない」と言われるのか
(マッケイ製法のFAIRFAX&FAVOR) 革靴の製法紹介で耳にする「マッケイ製法はオールソール修理に不向き」という論調。 概ね事実ですが、マッケイ製法といってもピンからキリまであります。 よい素材をよい仕立てで組めば下手なハンドソーンやグッドイヤーより長持ちする銘品も世にはたくさんあります(最近は少なくなってきてるかも…)。 マッケイはシンプルな作りゆえに、廉価な量産品に採用されやすく、それらは当然積んでる材料もショボいのですぐに潰れてしまいます。 ただしこれは「そもそもの企画設計のグレード(価格帯)が低い」だけであり、「マッケイ製法がショボい」のではないのです。 それを前提として、「それでもマッケイはオールソールに不向き」な理由を考えていきましょう。 マッケイ製法とは そもそもマッケイ製法とは、 ①アッパー&ライニング ②中底 ③アウトソール これら靴を構成する主要パーツを貫通で縫い付ける構造です。 オールソールとは一般的に③を貼り替える修理内容を指します。 全て貫通で縫うマッケイ製法の場合、③を交換するたびに①と②にも再度縫い込み(ダシぬ
10月3日


【CAROL CHRISTIAN POELL】革破れのタタキ補強
CCPのGoodyear Darbys。 ホースハイドのうねる皺がとてもダイナミックなペア。 履きこみ方もダイナミックで所々クラックが広がっています。アルチザン的世界観としてはカッコいいんですが、さすがに 強度の低下 が著しいため、今回補強を行いました。 ・屈曲部分(ボールジョイント) ・履き口まわり ・羽根の付け根(カン留め) いずれも負荷や摩耗によってダメージが蓄積していますので、一旦アッパーパーツを少し解体し 内側に当て革を貼りこん でいきます。 表から革を当てる方法(俗にいうチャールズパッチ)もありますが、 進んだエイジングの魅力を隠したくない ので裏からのみ支えています。 土台の補強が済んだらクラック部分をミシンでタタいていきます。 ステッチが通る事で 剛性 が出るので、物理的にクラックを”ロック”することができます。 ウェスタンブーツのステッチ装飾部分は結構ハリがあるんですが、概ねそんなイメージですね。 縫い込むほど硬くなってしまうのでやり過ぎも良くない のですが、強度と履き心地、そしてスタイリングのバランスを見ながらステッチをかけて
2月14日


【GUIDI】革破れをグイディの革で補修
今回はGUIDIのホールカットスリッポンの革破れを修理しました。 (イタリアはトスカーナ、老舗タンナーでありつつ自社のシューズも製作する GUIDI 社。オイルを豊富に使用したフルベジタンや、タンブラーダイ(製品組み立て後に後染めする手法)などを駆使し、革の表情あるいはモノ...
2025年2月20日
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