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マッケイ製法の靴はなぜ「オールソールできない」と言われるのか
(マッケイ製法のFAIRFAX&FAVOR) 革靴の製法紹介で耳にする「マッケイ製法はオールソール修理に不向き」という論調。 概ね事実ですが、マッケイ製法といってもピンからキリまであります。 よい素材をよい仕立てで組めば下手なハンドソーンやグッドイヤーより長持ちする銘品も世にはたくさんあります(最近は少なくなってきてるかも…)。 マッケイはシンプルな作りゆえに、廉価な量産品に採用されやすく、それらは当然積んでる材料もショボいのですぐに潰れてしまいます。 ただしこれは「そもそもの企画設計のグレード(価格帯)が低い」だけであり、「マッケイ製法がショボい」のではないのです。 それを前提として、「それでもマッケイはオールソールに不向き」な理由を考えていきましょう。 マッケイ製法とは そもそもマッケイ製法とは、 ①アッパー&ライニング ②中底 ③アウトソール これら靴を構成する主要パーツを貫通で縫い付ける構造です。 オールソールとは一般的に③を貼り替える修理内容を指します。 全て貫通で縫うマッケイ製法の場合、③を交換するたびに①と②にも再度縫い込み(ダシぬ
10月3日


【J.M.Weston】ウエストンにありがちな『音なり現象』
これまで何件もご相談いただいたのが、「Westonが音なりする」というお悩みです。 「音なり」とは、歩くたびに「ギュウギュウ」「キュッキュッ」といった音が発生する症状のこと。 原因はいくつかありますが、革靴の場合はソール内部の摩擦や軋みによって発生しているパターンが多くあります。 ソールは歩くたびに曲げられ、体重によって力が加わります。その際、ソールを構成するパーツ同士がわずかに動き、摩擦することで音が発生します。 ●音なりに対する認知のズレ 実はこの「鳴る」という現象、かつては必ずしも悪いものとは考えられていませんでした。 靴底を糸で縫って留めるハンドソーンやグッドイヤー製法の靴では、歩くたびに音が鳴ることがあり、昔はそれを「伝統的な技法で仕立てられた革靴の証」と捉える向きもあったようです。 なかには「鳴り革」と呼ばれるパーツをわざわざ内蔵し、音が鳴りやすいように作られた靴も存在しました。 『歩くたびに革靴を鳴らして練り歩くことが「粋」とされた時代があった』事を、浅草の長老的職人さん方から直接伺った事もあります。 しかし、大量消費時代以降、状況
8月28日


【NICKS BOOTS】歩くたび”ギーギー”音が鳴る事象について
ステッチダウンのタフなワークブーツとして評価を得ているニックスブーツ。 履きこまれた形跡があり、オーナー様も随分と気に入って愛用されている様子がうかがえます。 しかし気になるのは踏み込むたびに 「ギー、ギー、」 とウナるような音。 いわゆる ”音鳴り現象” です。...
2025年9月27日


【靴から異音?】音の鳴る靴は不良なのか?
手製靴やヴィンテージ靴で時たま発生する「音なり」。 歩くたびに「ギシギシ」「ギュギュ」っと音が鳴る。 様々な要因があり、個体によってその発生源はマチマチです。 ウェルトやアッパーの乾燥だったり渋の軋みだったり。 中でも事例が多いのはアウトソールの内部剥離。...
2024年7月10日
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