top of page


【REDWING1116】芳香剤臭いブーツを脱臭&先芯抜きカスタム
98年頃の製造と思われる、レッドウィングのペコスブーツ。 ユーズドで入手されたもので、「フラットボックス化したい」というご依頼です。 さらに、もともとの中底がウレタンクッションと合成パルプを貼り合わせたタイプだったため、今回はレザー中底への交換も行います。 特筆すべきはもう一点。 画像では伝わりませんが、実物はかなりニオイがきついです。 前オーナーさんが使用したと思われる芳香剤なのか、ココナッツ系の甘い香りがブーツから強く発せられていて、拭いても拭いても取れないとのこと。 修理ではボトム周りを全交換するので、せっかくならアッパーの脱臭も試してみることにしました。 今回は「ニオイに特化したアプローチ」ということで、水を使ったクリーニングではなく、「粉」を使ったクリーニングを試します。 まずは解体 ヒールパーツ、アウトソール、ウェルト、中底など、ボトムを構成するパーツを順番に解体していきます。 先芯はウェルトを外すことで、ようやくアクセスできるようになります。 取り外した中底から型を採り、ショルダーレザーで作り直します。 可動域にあたる肩部分の革は、
9月11日


「綺麗に直す」が正解とは限らない。アルチザンの靴修理】
靴修理の仕事をしていると、「綺麗に直す」という言葉について考えさせられることがあります。 傷んだ箇所を取り除き、形を整え、左右を揃え、できるだけ元の状態に近づける。 これは靴修理において、とても大切な技術です。 日本の靴修理には、こうした「綺麗に、確実に、丁寧に直す」という美意識が強く根付いているように思います。仕上がりの均整や耐久性を追求し、細部まで手を抜かない。そうした仕事を支えてきた職人さんたちは、街の修理店から百貨店の工房まで、決して少なくありません。 私自身も、これは日本の靴修理が持つ大きな長所だと思っています。 ただし、靴によってはその「綺麗さ」が必ずしも正解とは限りません。 その代表的な存在が、いわゆるアルチザン系の靴です。 ●アルチザン系とは そもそも「アルチザン(artisan)」とは、フランス語で「職人」を意味する言葉です。 ただ、現在ファッションの世界で使われる「アルチザン」は、単純に「手作り」という意味ではありません。素材の選択から造形、縫製、仕上げに至るまで、作り手自身の判断や技術が強く反映されているものです。大量生産で
9月9日
BLOG
ブログ/お知らせ
bottom of page
