【誂え靴】”SireHog”新登場【オーダー革素材紹介】
- 2月7日
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Hiroshi Arai's Laboratory of ”kutu” 『SireHog』


『SireHog(サイアホッグ)』は、養豚の「種父(Srie)」にあたり、厳格な選別を経て成熟した大型の雄豚(Hog)です。
半年ほどで出荷される通常の豚とは異なり、数年間にわたり力強い種付け作業を担います。
テストステロンにより堅牢化した巨躯は300kgを超えることもあり、自重を支えるために発達した肢蹄や筋肉は、フィジカルエリートとして君臨する「Srie」ならではの条件です。
成長に伴って皮膚組織も厚く強靭な構造に発達し、一般に言う”ピッグスキン”を凌駕したスペシャルな一枚となるのです。





SireHogは国内タンナーによる鞣しが施され、コラーゲン繊維にタンニンが充填架橋されることで更にハリとコシが高まります。
あえてオイルは少なめに仕上げることで、豚革のメリットである「軽量」「透湿性」を十分に活かしました。
履き始めこそドライなタッチですが、デリケートクリーム(ラノリン)とアヴィスティック(水牛角)で磨きこむ事で、こっくりとした透明感のある地艶を放ちます。
タンニンの可塑性を利用した磨き込みは、コードバンや爬虫類レザーで採用される仕上げ方法『グレージング』を転用しており、WAXを使った鏡面磨きとは全くの別物です。
水分と圧力によって繊維の密度を高める事で、汚れの沈着や繊維の乾燥を抑制します。
グロッシーな光沢の中に特徴的な毛穴が点在するテクスチャは、豚革にしかない存在感を発揮します。




じっくりと時間をかけながら手入れを繰り返した頃には、すっかりSireHogの魅力に取り憑かれていることでしょう。
ぜひ店頭でサンプルをご覧ください。
※メニュー表レザークラス:「エウロパ」

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