【Gargouille】オーダー作例紹介
- fanseternalofficia
- 9月14日
- 読了時間: 1分




]Hiroshi Arai's Laboratory of ”kutu”
Design: 0044HB
Last: AR-724(Width/E)
Leather: MARYAM Culatta Cavallo(Tea core)
これまでGUIDIで仕立ててきた”Gargouille”の、アッパー素材を変更したオーダー事例。
採用したのは馬革を扱うタンナーとして有名な、イタリアはマリアム社のフルベジタブルホースバットレザーです。
馬革の緻密な繊維構造と肉厚でハリのある質感が、ブーツ然としたタフネスを感じさせます。
2mmを超える厚みがあり、パーツの切り口からは茶芯がのぞきます。サイドヴァンプとクォーター(羽根)の特徴的な切り替えパターンが強調され、デザインのアクセントに。
タンニンレザーの可塑性(足なじみ)とホースバットのうねるような表情が期待でき、さぞかし育てがいのあるペアになることでしょう。




ソールはダブルミッドソールにVIBRAM1136を組み合わせたラギッド仕様。
頑丈で実用性があり、全天候に対応する頼もしさがあります。
ウェルトとミッドレザー部分はあえてブラウンで仕上げることで、将来的な茶芯エイジングとのリンクを意識。
グッドイヤー製法ですので、もちろんソールの交換も可能です。
US Rawhideシューレースでさらにアメリカンワークスタイルの味付けも。
これからの経年変化も楽しみな作例となりました。ご依頼ありがとうございます。

YUMA.

コメント