オールシーズンで活躍してくれることは間違いないんですが、ことさら秋冬のスタイリングにハマるのが「トリッカーズ」。
気温も下がりそろそろブーツのホットシーズンが到来です。
さて、今回はリッジウェイソールの”セパレート化”カスタムの紹介です。
リッジウェイソールといえばイギリスのHARBORO社が製造しているゴルフ用ソールです。
(Ridge wayとは山の尾根沿いの道という意味だそうです)
現代ではゴルフシューズに採用されるケースよりも、ややカジュアル要素のあるドレスシューズに装着されている場合が多いようです。
そのマッチョな見た目から「ドレスシューズのカジュアルダウン」として重用されています。
そんなリッジウェイソールを今回は真っ二つにしてしまいました。
いわゆる”セパレート化”です。
今回ソールを張り替えるにあたり「スタイリングに変化をつけたい」とのご要望があり、純正の重厚なイメージからくびれを意識したグラマラスなシルエットに変更しています。
(純正の角ばった感じから、ソール厚のメリハリをつけて)
(丸コバはシルエットをシャープに見せる効果あり)
(ヒールはリッジウェイブロックヒール+革の積み上げ)
(ウエスト部分には飾り車を入れて華やかに)
ハーフラバーのアゴをラウンド状にすることで、内踏まずの丸コバ範囲を長めに取ることができます。
さらにセパレートソールにすることでレザー積み上げ(踵の高さをだす部分)の枚数を増やすことができるので、クラシックなムードが高まります。
そう言った小さな工夫を積み上げる事で、全体から滲み出る雰囲気を醸し出していくことができるのです。
接地面はリッジウェイそのものですのでカントリーブーツらしくガンガン履き倒すことももちろんできます。
朴訥さが魅力のカントリースタイルですが、このくらい垢抜けさせてあげても今の気分にうまくハマるなー、なんて感じました。
YUMA.
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