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【Vibram or Cats'Paw?】ヒール素材はどう選ぶ?【ROLLING DUB TRIO】

ローリングダブトリオのGREANERS

ローパーブーツを彷彿とさせるウェスタンライクなラストと、足入れの容易なサイドゴアが掛け合わされた独特のスタイリングが魅力のモデル。

(現在は廃盤となっており、サイドにファスナーがついたGREANERS ZIPが展開されています)


もともとはキャッツポゥHEELが装着されていてクラシックな気分を高めてくれます。

しかしその履きやすさゆえにベビロテされ「どんどんすり減ってしまう」と……。

(20世紀に活躍したドイツ人デザイナー、ルシアン・ベルンハルト氏による猫ちゃんデザイン)


確かにカッコいいんですが耐摩耗性はお世辞にも高いと言えないキャッツポゥ。

「もっと機能性をアップグレードしたい!」とのご要望でした。


耐久性と言えば鍵となるのが”ブタジエンラバー”です。

比重が大きく重くなりがちですが、こいつが配合されていると耐摩耗性が抜群にアップします。


ブタジエンが配合されている代表的な部材はVIBRAM700。

シェブロンパターンと呼ばれるV字模様が特徴的。マリオカートのダッシュパネルみたい。あの踏むと加速するやつ。

(シェブロン柄=山状の繰り型。軍服の階級章や諸侯の紋章に用いられる由緒ある図案)


エンジニアブーツに採用されることが多く、底面をアスファルトで擦ることの多い単車乗りに人気です。

ただし硬い履き心地になりやすいので街歩きならもう少しクッション性を求めてもいいかも。



(VIB430、通称”ミニラグ”。まんなかにちっこいラグパターンがあるから)


その場合は適度な粘りのあるVIB430が良いでしょう。

タフネスこそVIB700に及ばないものの、デイリーユースなら汎用性の高いVIB430が便利。

中央部分のミニラグがトラクション性能を担保してくれますし、ブタジエンによる平均以上の耐摩耗性を有していますのでバランスに優れた優秀素材です。






今回は部材を変更しましたが、純正と同じようにキャッツポゥヒールでのお直しも可能です。

ただしすでに廃盤となり在庫限りとなりますのでご希望の方はお早めに。


YUMA.

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