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【MONCLER】靴底が崩壊したブーツ、復活させます【加水分解】
まずはこちらをご覧ください。 (”ひでぶっ!状態のソール) レジャーやアクティビティに使いやすいMONCLER。 アッパーこそ綺麗なものの、カップ型のソールが爆裂四散しています。 典型的な「加水分解」を起こしていて、ここまでくるといっそ解体する手間が省けます。 『シーズン中しか履かないので着用頻度こそ低いものの長年愛用してきたお気に入り。オリジナルから変わってしまってもいいのでぜひ直したい。でもかっこ悪いのはイヤ』とのご依頼です。 外殻の役割を果たすアウトソールと、クッションの役割を担うミッドソールで構成された二層タイプのカップソールでオリジナルは設計されています。 そっくり同じソールは勿論ありませんので、今回はサイドカバーを新規作成しアッパーをまとめ、その後VIBRAMのカップソールを貼って組み上げていきます。 ではまずサイドカバー。ラバーで作る場合もありますが、今回は大人っぽく革素材で作成します。 まずはオリジナルソールの稜線を型取り。この型に合わせてサイドカバーを造作していきます。 型紙をもとに切り出した革を本体に巻き、ソールの接着跡を隠し
6月27日


【RED WING8169】先芯抜き&ヒール付きペコスにカスタム
おなじみのトラクショントレッドを装着したペコス8169。 今回は大胆にイメチェンしました。 ●カスタムメニュー ・VIBRAM705セパレートソール(シャンク新設) ・レザー積み上げ+ロガーヒール仕立て ・リウェルト+先芯抜き ・熱ゴテ仕上げ 柔和なペコスブーツから、エンジニアやロガーブーツにも通ずるストロングなスタイルに様変わりしました。 ヒールが付くとクラシックなワークブーツっぽくなるので当店でも人気のカスタムです。 ところで、ヒール付きにする場合には重要な構造変更が必要になります。 それは「シャンク」を追加することです。 シャンクとは土踏まず部分に内臓される強固な芯材。 荷重を受け止めつつ、バネのようにしなることで体重移動をスムーズに行い歩行のエネルギーに変換してくれる重要なパーツです。 これがないと屈曲位置がズレて歩きにくかったり、アッパーや底材の歪みを助長してしまいます。 シャンクゾーンが接地しているトラクショントレッドソールのモデルは、最初からシャンクが入っていません。アウトソールがシャンクの役割を果たしているからです。...
6月6日


【CAROL CHRISTIAN POELL】革破れのタタキ補強
CCPのGoodyear Darbys。 ホースハイドのうねる皺がとてもダイナミックなペア。 履きこみ方もダイナミックで所々クラックが広がっています。アルチザン的世界観としてはカッコいいんですが、さすがに 強度の低下 が著しいため、今回補強を行いました。 ・屈曲部分(ボールジョイント) ・履き口まわり ・羽根の付け根(カン留め) いずれも負荷や摩耗によってダメージが蓄積していますので、一旦アッパーパーツを少し解体し 内側に当て革を貼りこん でいきます。 表から革を当てる方法(俗にいうチャールズパッチ)もありますが、 進んだエイジングの魅力を隠したくない ので裏からのみ支えています。 土台の補強が済んだらクラック部分をミシンでタタいていきます。 ステッチが通る事で 剛性 が出るので、物理的にクラックを”ロック”することができます。 ウェスタンブーツのステッチ装飾部分は結構ハリがあるんですが、概ねそんなイメージですね。 縫い込むほど硬くなってしまうのでやり過ぎも良くない のですが、強度と履き心地、そしてスタイリングのバランスを見ながらステッチをかけて
2月14日


【NICKS BOOTS】歩くたび”ギーギー”音が鳴る事象について
ステッチダウンのタフなワークブーツとして評価を得ているニックスブーツ。 履きこまれた形跡があり、オーナー様も随分と気に入って愛用されている様子がうかがえます。 しかし気になるのは踏み込むたびに 「ギー、ギー、」 とウナるような音。 いわゆる ”音鳴り現象” です。...
2025年9月27日


フラットボックス&スペードソールカスタム完結編【RED WING875】
前回ウェルティングまで紹介しました。 ここからはいつもどおりのリソール工程になりますので、いきなり仕上がりをご覧ください。 (踏みつけ部分とヒール部分はボリュームを出し、踏まずのはくびれを意識) (ダシ糸は生成り。ウェルトの造作にコントラストを生む)...
2025年4月3日


アイリッシュセッターをスペードソールに?鍵は”リブテープ”にあり【RED WING875】
半円犬タグ期のRW875。 赤みを帯びたその色に、かつての渋カジブームを思い出す世代も多いのではないでしょうか。 (Beforeは撮り損ねていたので「VINTAGE RED WING」から引用) お客様のご要望は、 「レザーソールでスペードソールっぽくして欲しい。さらに先芯...
2025年4月2日


プラスチックからレザー素材へ【CHIPPEWA】
チペワ白タグ期・ショートエンジニアのリソール事例です。 チペワに限った話ではありませんが、エンジニアブーツには 樹脂パーツ がしばしば採用されています。 安価に量産でき、品質が均一なため作業靴にうってつけです。 特に目立たない ”ハチマキ”...
2025年3月29日


【新素材】Dr.Sole Tumaz Lug Sole "Takeyabu"
Dr.Soleの2025年 新作マテリアル が登場です。 従来のTumazがガラリと姿を変えて生まれ変わりました。 変更点は三つ。 ①ツキノワグマをイメージしたブラックカラーから、 アーミーグリーンカラー に。 ②コンパウンド(素材配合)がニトリルブタジエンから ブタジエン...
2025年3月5日


【GUIDI】革破れをグイディの革で補修
今回はGUIDIのホールカットスリッポンの革破れを修理しました。 (イタリアはトスカーナ、老舗タンナーでありつつ自社のシューズも製作する GUIDI 社。オイルを豊富に使用したフルベジタンや、タンブラーダイ(製品組み立て後に後染めする手法)などを駆使し、革の表情あるいはモノ...
2025年2月20日


【Tricker's】VIB705ぶった斬りカスタム【HENRY】
お仕事でもガンガンブーツを履いてらっしゃるリピーター様からトリッカーズのカスタムご依頼です。 毎度ソールが酷使されるので、とにかく 耐久性 が重要。 とは言え、自分の気に入ったファッションに身を包んでいたいのは仕事中だって同じ。 そこで 耐久性ピカイチのVIBRAM705...
2025年2月19日


【Hunkidori】正統派ロガーブーツを普段履き仕様にデチューン
ランバージャック(手挽きノコギリを使う古風な木こり)御用達のスパイク鋲付きロガーブーツ。 数あるワークブーツの中でも 専門スペックに振り切った ガチンコのワンペアです。 日常の動線がほぼ舗装路で構成されている大都会・TOKYOでは、流石にこのスパイク群は街履きに不向きすぎる...
2024年12月28日


リッジウェイソールをセパレート化カスタム【Tricker's】
オールシーズンで活躍してくれることは間違いないんですが、ことさら秋冬のスタイリングにハマるのが 「トリッカーズ」 。 気温も下がりそろそろブーツのホットシーズンが到来です。 さて、今回はリッジウェイソールの ”セパレート化”カスタム の紹介です。...
2024年11月7日


【GUIDI】穴の開いたブーツを革当てタタキ補修
この姿を見れば、どれだけ愛用し履きこまれてきたか、言葉がなくても伝わることでしょう。 お友達にfans.を紹介してもらいご来店されたとのこと。 口コミありがたし。 さて、今回は 擦り切れた穴を革でふさぐ 修理方法をご提案しました。 ・つなぎ目をゼロ漉き (革厚を薄く削ぐ)...
2024年10月16日


【ROLLING DUB TRIO】”黒備え ”COUPEN
Black ChromexcelのCOUPEN。 切りっぱなしのコバはあえて染めず、茶芯がチラ見えしています。 純正ではソール周りもブラウン系でまとめられておりますが、今回は 「オールブラックに仕立てたい」 とのリクエストをいただきました。 ・VIBRAM700...
2024年9月26日


【SANDERS】曲がりやすいスリット入りソール「VIBRAM9105」
トラディショナルな英国スタイル をベースにしながらも ミリタリーテイストを強調した佇まい で、往年のファンのみならず若者の支持を獲得し続けているサンダース。 歴史的背景がもたらす機能性とロマンを感じます。 今回当店に持ち込まれたペアはチェルシーブーツにCap toeが搭載されたややワイルドなタイプ。 革違いやソール違いでバリエーション展開されているサンダースの代表モデルです。 (写真撮り忘れ) ビフォーの写真を撮り損ねてしまいましたが、純正は ヒール付きのコマンドソール が搭載されていました。 しかしオーナー様としてはやや重く使い勝手が悪かったそうで 「もっと軽くしたい」 とのご相談をいただきました。 ソールカスタムにおいて、靴を軽くする場合は主にふたつのアプローチがあります。 ①軽いソールを使う ②パーツ点数を減らす まず①ですが、とてもシンプルなやり方です。単純に より 軽い素材を使えばその分減量 できます。 ソールにも色々な素材があり、例えば一般的な合成ゴムの60~30%ほどしか重さがないソールもあります。 次に②です。 靴底はたくさんのパ
2024年9月25日


【新作Dr.Sole】Steady-Foot Heelが新登場
Dr.Sole と言えばヴィンテージ大好きな社長さん、リン氏が率いる ”プロダクトアウト”特化型 のラバーパーツブランドとして認知が広がっています。 (表面の織り目模様はコーヒー袋。戦時中物資不足の中、ジャングルブーツなどに採用されたモノを再現) これまでも、...
2024年9月11日


【US ARMY】超!ディテール烈伝【面取りがそんなに大事か?】
今回のペア。 一目見てわかるマンソンラストのシルエットがいかにもミリタリーテイストを感じさせてくれます。 全体的に状態も良いように見えますが、そこはやっぱりヴィンテージの宿命です。経年による劣化からは逃れられません。 (オーナー様自らシューグーで応急処置されたそうですが今回...
2024年8月31日


【Vibram or Cats'Paw?】ヒール素材はどう選ぶ?【ROLLING DUB TRIO】
ローリングダブトリオの GREANERS 。 ローパーブーツを彷彿とさせるウェスタンライクなラストと、足入れの容易なサイドゴアが掛け合わされた独特のスタイリングが魅力のモデル。 (現在は廃盤となっており、サイドにファスナーがついたGREANERS ZIPが展開されています)...
2024年8月23日


【Argo】ヒールを高くするカスタム、実はそこまで単純じゃない
岐阜県のブーツメイカー・Argoさん製作のブーツをカスタムする依頼をいただきました。 膝丈にも迫るなんとも気合の入ったロングシャフトが印象的です。 こういう攻めたプロダクトには作り手のこだわりを感じますね。 オーナー様はさらに自分好みにしたいと言うことでご相談を受けました。...
2024年8月18日


【SANDERS】ネチャネチャになった生ゴムマッドガード(泥よけ)を交換
英国靴メイカー・SANDERSの代表モデル”ブリットチャッカ”。 このモデルを見るとスティーブ・マックィーンを連想する人も少なくないのでは。 足あたりのやわらかいスエードアッパーと、クッション性のあるクレープソールで軽快なはき心地が楽しめます。...
2024年7月17日
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